先進国では肥満が社会問題化、途上国では子供たちが餓死する現状…資本主義の矛盾

米国人のウエストがこの10年間で3センチ増えたと外電が伝えています。米疾病対策センターによると、米国成人の35%にあたる約7860万人が肥満だといいます▼世界をみても、成人のおよそ3分の1、子どもの4分の1が過体重であるという国際研究の報告書が発表されました。報告書によれば、30年ほど前は10億に満たなかった過体重または肥満の人口が、21億人に増加。日本も男性の肥満率が顕著に増えています▼飽食が進む一方で、世界の9人に1人、8億をこす人々が飢えに苦しんでいます。飢餓人口は減少しているとはいえ、ほとんどが途上国に集中。栄養不良で年間500万人の子どもたちが5歳になる前に命を落としています▼こんな調査もあります。世界で生産された食料の半分が食べられずに捨てられているというのです。英国の研究チームは途上国の生産技術や保存の不備、先進国の過剰購入や商品の外見を気にする消費者意識にも問題があると指摘します▼以前、コンビニの店員から聞きました。一日に何度も食べ物を処分する作業があって、その都度、買い物かごにいっぱいになる。初めのうちはじくじたる思いがあったそうですが、いまは日々の作業として何も考えず廃棄していると▼やせ細り、飢えて死に至る途上国の子どもたち。飽食の果てに食べ物が捨てられる先進国。街には食べ放題、飲み放題の看板があふれる、わが日本。地球温暖化とともに、放置できない資本主義の矛盾とゆがみが、ここにもあります。

引用元: きょうの潮流 2014年9月20日土.

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