(社説)原発輸出 国民にツケを回すのか

Global Ethics

2018年1月21日05時00分

 苦境の原発産業を支えるために、国が高いリスクを肩代わりする。そんなやり方に、国民の理解が得られるだろうか。

日立製作所が英国で計画する原発の建設・運営事業に対し、日本政府が資金面で強力な支援策を検討している。

だが、福島第一原発の事故後、安全規制の強化で建設費が膨らむなど、世界的に原発ビジネスのリスクは大きくなっている。東芝が米国で失敗し、経営危機に陥ったことは記憶に新しい。万が一、大事故を起こした時の賠償責任の重さは、東京電力がまざまざと見せつけた。

日立の事業がうまくいかなければ、支援をする政府系機関が巨額の損失を被り、最終的に国民にツケが回りかねない。政府は前のめりの姿勢を改め、リスクの大きさや政策上の必要性を慎重に見極めるべきだ。

計画では、日立の子会社が原発を建設し、20年代半ばに運転を始める。現時点で3兆円ほどと見込まれる事業費は、日英の金融機関からの融資や新たに募るパートナー企業の出資などでまかなう想定だ。日立は採算性を見極めた上で、建設するかどうかを来年にも最終判断する。

この計画に対しては、日本の大手銀行は慎重な一方で、「官」の肩入れが際立つ。政府系の国際協力銀行が数千億円を融資するほか、数千億円と見込む民間銀行による融資の全額を貿易保険制度の対象とし、返済を国が実質的に保証する方向で調整している。日本政策投資銀行も出資に加わるとみられる。

ここまで政府が後押しするのは、原発産業を守る思惑があるからだ。福島の事故以降、国内では原発の新設が見込めず、経済産業省やメーカー、電力大手は、技術や人材の維持をにらんで海外市場に期待する。

だが、原発輸出はあくまでビジネスであることを忘れてはならない。リスクは、事業を手がける民間企業が負うのが本来の姿だ。それを国が引き受けるというなら、社会にとって有益であることが前提になる。国民の多くを納得させられるような意義はあるだろうか。

政権と経済界は、原発などインフラ輸出の推進で足並みをそろえてきた。日立会長の中西宏明氏が近く経団連の会長に就くだけに、今回の支援策が合理性を欠けば、官民のもたれあいだと見られるだろう。

そもそも、福島の事故を起こした日本が原発を海外に売ることには、根本的な疑問もある。

政府や関係機関は、幅広い観点から検討を尽くし、国民に丁寧に説明しなければならない。

朝日新聞 天声人語・社説

天声人語・社説だけまとめて読むなら

朝日新聞に掲載される「社説」と、人気コラム「天声人語」、「ひと」を、過去3か月分まとめてお読みいただけます。

朝日の時事英語

朝日新聞の社説で英語を学ぶ

朝日新聞の社説を「The Asahi Shimbun AJW」掲載の英文と比較して読むことで、時事英語のトレーニングができます。英文タイピングの練習機能もついています。

元の投稿を表示

広告

「人生を奪われた感じでした」運転免許の自主返納で家族が後悔も

Ganbag

20日放送の「週刊 ニュース深読み」(NHK総合)で、高齢の父母らの自動車運転免許を返納させたことに、家族が後悔している事例が紹介された。番組によると、運転免許の自主返納制度の利用率は、75歳以上の免許保有者のうち3%に過ぎないという。返納すれば代わりの証明書交付や、地域によっては交通機関の割引などが適用されるが、それでも返納者はごく一部だというのだ。視聴者から番組に届いた体験談も紹介され、高齢者にとっては免許そのものが「プライド」や「生きがい」のため、 全文
トピックニュース01月20日 15時14分

cc_by-nd

from ライブドアニュース – トピックニュース http://ift.tt/2rmvPKd

元の投稿を表示

米国に対する世界の確信はトランプ下で記録的に低下

アメリカ ウオッチ Yuko's Blog

Image result for Images of Trump with low confidence by the world leaders

世界130か国以上で実施したインタビューによるギャロップの調査によると、ドナルド.トランプ大統領に対する世界の平均支持率は 30%である。就任一年を迎えるトランプ大統領下で、米国のリーダーシップの認可率は記録的に低い。同機関による最新の調査は、昨年6月実施されたピュー.リサーチの国際調査とほぼ一貫性があり、オバマ前大統領の最終時期に比較すると、トランプ下の米国に対する確信と人気は圧倒的に低下した。加えて、今日18日に公表されたトランプの国内支持率も相変わらず30%台を維持したままである。

元の投稿を表示 さらに112語

一度は行きたい冬の北海道の絶景スポット「なまこ山」の美しさがハンパない!

Ganbag

1

こちらは北海道の富良野市にある、通称「なまこ山」と呼ばれている山の写真です。過冷却した微小な水滴が凍って白色のもろい氷となって木の枝についたため山全体が白く見えています。「樹氷」と呼ばれる状態です。気温がマイナス10°C以下になるとこのような景色を見ることができます。寒い冬にしか見られない景色などを紹介します。

続きを読む

cc_by-nd

from 秒刊SUNDAY | 面白いネットニュースサイト http://ift.tt/2EPKSyc

元の投稿を表示

戦争は兵器産業や傭兵会社にとってビジネスチャンス ( 軍事 ) – 山 – Yahoo!ブログ

戦争で金儲けしようと考える企業は多そうだが、それを可能にする仕組みを守ることも戦争の目的 https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201801150001/ 兵器産業や傭兵会社にとって戦争はビジネスチャンスにほかならず、そうした企業に融資したり投資している金融機関にとっても同じことが言えるだろう。 国の機関では軍、情報機関、治安機関の権益が拡大する。 アメリカが戦争を続ける理由をここに求める人がいても不思議ではない。 しかし、戦場になった国では破壊と殺戮が繰り広げられて悲惨なことになる。 軍需産業が「死の商人」と呼ばれるのはそのためだ。 それに対し、そうした企業を儲けさせる、つまり戦費を負担する庶民は困窮、国は疲弊して衰退する。 アメリカが戦争を続けられるのは、世界が不換紙幣であるドルを基軸通貨として受け入れてきたからだ。

情報源: 戦争は兵器産業や傭兵会社にとってビジネスチャンス ( 軍事 ) – 山 – Yahoo!ブログ

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。