若返りの薬を発見

ノヴォシビルスクで「若返りの薬」開発

エレーナ コワチチ
4.02.2013, 18:56
ノヴォシビルスクの学者たちが、誇張でなく、「若返りの薬」を発見したかも知れない。脳が自ら幹細胞を製造するように強いる、独創的な薬品が開発されたのだ。幹細胞は病気にかかった器官を再生させることが出来る。これを用いれば、若さと健康を取り戻すことが出来る。
肝細胞を用いた治療というのは学会のトレンドである。梗塞、卒中その他の病に適用が試みられている。美容整形医は年齢にまつわる骨の問題からの解放、肌に若き日のツヤを取り戻すこと、等を請け合っている。しかしこうした幹細胞による治療・施術は、現在のところ、まだ安全性が保証されているとは遠く言いがたい。新薬を開発した企業の経営責任者アンドレイ・アルタモノフ氏は「ロシアの声」に次のように語っている。 ―現在、どのように治療が行われているか?骨髄から幹細胞が作られ、培養され、血液の中に戻される。細胞の外で培養されたこれら細胞は、血液中に紛れ込み、はや見分けのつかないものとなる。これら細胞は損傷した器官に送り込まれることもあろうが、全く健康な器官に派遣されてしまうこともあり得る。そして、たとえば、心臓に肋骨を生やしてしまうようなことにもなりかねないのだ。もはや、本質において、器官にとって「他人」である細胞なのだ。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください